~エストニア・サイバネティカと連携し、セキュアかつ低コストにインフラ構築を支援~
株式会社エルテス(本社:東京都千代田区、代表取締役:菅原貴弘)は、提携パートナーであるサイバネティカ社(エストニア)※1と連携し、情報銀行向けのソリューションの提供を開始いたします。
※1 電子政府先進国であるエストニアにおいて、電子政府の基盤となるシステム「X-Road」でのデータベース連携のセキュリティシステムの構築、電子投票ソフトウェアの開発を行うなど、電子政府プロジェクトにおいて優れた実績を保有する企業。2017年3月、業務提携。
■概要
IoT、AIの発展により、膨大な量のデータを収集・分析する環境が整いつつある中、パーソナルデータ(個人データ)の利活用が注目されています。パーソナルデータを利活用する仕組みの一つである「情報銀行」について、政府は2019年3月から事業者認定を開始することを明らかにしており、多数の企業が参入を表明するなど、本格化が進んでいます。
情報銀行とは、個人からパーソナルデータ(プロフィール、購入履歴、健康情報など)を預かり、預かったデータを個人に代わって管理・提供し、得た利益を個人に還元する仕組みです。個人は金銭やクーポンといった報酬の他、情報銀行から提供されたデータを活用した企業が個人のニーズに即したサービスを提供できるようになるため、生活のあらゆる場面で利便性が改善されていくことも期待されています。
情報銀行を立ち上げるにあたって、技術面においては、セキュアに複数のデータを交換・処理できるデータベース連携、データの提供を容易にするユーザビリティ、信頼性を担保するセキュリティ対策が必要です。
本ソリューションでは、提携パートナーであるサイバネティカ社の持つ分散型データベース”UXP”および本人認証技術である”SplitKey”を採用しています。
UXPを用いることで、複数のデータベースを容易にかつ低コストで接続することができます。また、SplitKeyを用いることで、セキュアかつわかりやすいGUIをユーザーへ提供することが可能です。エストニアの電子政府基盤システム「X-Road」はこれらをベースに構築されており、既に安定運用されているなど、確かな実績を有します。
また、当社の持つ内部脅威検知ソリューションやデジタル信用調査ソリューションを用いて、情報漏えいや暴排など、情報銀行や利用事業者が備えるべきセキュリティ対策も併せて支援します。
エルテスは、サイバネティカ社と連携して、情報銀行およびユーザーにとってセキュアかつ高トランザクション可能なインフラの構築を支援して参ります。
<エルテス・サイバネティカの提供範囲>
■株式会社エルテスについて
リスクに特化したビッグデータ解析を強みに、ソーシャルリスクを中心としたデジタルリスクを検知・解決するソリューションを提供しております。デジタルリスクとは、インターネット上での炎上・情報漏洩・従業員による内部不正・産業スパイ等、企業の競争力にも影響を与える重大なリスクを指し、当社ではそのデジタルリスクを分析する事で、企業が抱える課題を解決するサービスを400社以上に提供しています。
[会社概要]
社名 :株式会社エルテス
代表者 :代表取締役 菅原貴弘
所在地 :東京都千代田区霞が関3丁目2番5号
創業 :2004年4月28日
資本金 :763,678,560円(2018年8月末日現在)
事業内容 :リスク検知に特化したビッグデータ解析によるソリューションの提供