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ソーシャルメディアのリスク解析でMicrosoft Azure のAI 技術を採用

企業が抱えるデジタルリスクを予兆・検知・解決するソリューションを手掛ける株式会社エルテス(本社:東京都千代田区、代表取締役:菅原貴弘)は、日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長:平野 拓也)のMicrosoft AzureのAIを活用したデジタルリスクを検知・解決ソリューションを2017年11月にサービス提供を開始し、ソーシャルメディアのリスク解析事業において連携してまいります。

概要

ソーシャルメディアの急速な発展に伴い、一人の投稿が企業へ致命的ダメージを与えるネット炎上や情報流出、アメリカ大統領選挙で問題視されるようになったフェイクニュース(虚偽の情報)など、新たなリスクが発生しています。要因は様々ですが、結果的に企業は販売停止に追い込まれる、株価が暴落するなど、その影響は計り知れません。

エルテスでは早くからソーシャルメディアのリスクに着目し、24時間365日体制でAIと目視によってリスク投稿を検知するモニタリングサービス等を提供してきましたが、大容量データをさらに高速に解析し、高い精度でリスク検知技術・ソリューションをユーザーへ提供するため、世界水準の技術を有するマイクロソフトのAI技術であるMicrosoft Azureの機械学習(Azure Machine Learning)を採用します。また、視覚・聴覚・声といった人間の自然な認識技術をAPIで提供する「Microsoft Cognitive Services」を実装することで、テロ・犯罪検知事業を展開していきます。

本ソリューションの開発に際し日本マイクロソフトより支援を受け、今後マーケティング・販売活動を連携して行って参ります。

将来的な展望

エルテスでは成長戦略の一つとして、テロ・犯罪検知事業の開発・展開を掲げております。犯行前にソーシャルメディア上で予告する投稿を行うなど、テロ・犯罪の予兆が見られるケースが近年増加しており、これを検知することが重要になってきます。エルテスのもつリスク検知技術に、マイクロソフトの言語を文脈から理解してアプリケーションが対応可能にするLanguage Understanding Intelligent Service(LUIS)や顔認識や画像解析技術を活用することで多言語対応したテロ・犯罪検知事業の拡大とグローバルへの展開を進めて参ります。

日本マイクロソフト株式会社 コメント

このたびはエルテス様の「デジタルリスクを検知・解決ソリューション」にMicrosoft AzureのAI技術を採用いただいたことを心より歓迎申し上げます。今日ソーシャルメディアにおける炎上や情報流出の問題は企業活動に留まらず、政治や国際情勢にまで影響を与える大変な脅威となっています。今回このソリューションにより被害を最小限かつ短期間で解決できると確信しております。また、今後多言語対応したLanguage Understanding Intelligent Service(LUIS)を採用することで、テロ・犯罪検知事業をグローバルに展開されること期待しております。今後も日本マイクロソフトはエルテス様との連携を強化し、お客様のデジタルリスク対策に注力して参ります。

日本マイクロソフト株式会社 ISV ビジネス推進本部 本部長 奥主 洋

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