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同期として、管理職として――。共に歩んだエルテスでの道


目次[非表示]

  1. 1.コロナ禍入社の新入社員
  2. 2.心強い同期の存在
  3. 3.女性管理職から見た、仕事と人生


エルテスグループで働く仲間は何を考え、何にやりがいを感じているのか――。
従業員個人にフォーカスを当て、これまでの経験や働き方、大切にしている価値観などをインタビューする連載企画です。エルテスで働く「人」を通して、エルテスグループの魅力への理解をより深めていただけたら…。
第4弾となる今回は、2020年に株式会社エルテスに新卒で入社し、同期として切磋琢磨してきた田代さん、山口さんにお話を伺いました。


コロナ禍入社の新入社員

――自己紹介と、現在の業務内容を教えてください 。

田代 ソーシャルリスク領域のサービスを取り扱うSR事業本部の第1営業部にて、顧客の課題解決をサポートするカスタマーサクセス(以下、「CS」)グループのマネジャーを担当しています。メンバーの案件を把握してサポートしつつ、自分でも案件を持ち、既存顧客へのサービス提供や追加提案等も行っています。
 
山口 同じSR事業本部で、私は第2営業部のCSグループのマネジャーをしています。田代さんが説明した業務内容に補足して、営業部門と連携し、受注前の新規顧客に対してCSの必要性や関わり方を説明し、理解を深めていただく活動もしています。サービスを提供しているのがCSですし、実際にサービスを導入いただいた後コミュニケーションを取るのもCSなので、CSがどのようにお客様を支援できるのか、イメージを持ってもらうために実施しています。

――就職活動時の軸と、エルテスに入社を決めた理由を聞かせていただけますでしょうか?

田代 大学でメディア系の学科にいたこともあり、メディアに関連する職に就きたいと考えていました。ただ、出版をはじめメディアの衰退も感じており、業界全体の今後のことを考えていた中でエルテスを知りました。情報を発信する側ではなく、情報のリスクを管理する側、という業務内容に珍しさを感じ、また、これから需要が高まっていくのではないかと考え入社を決めました。
 
山口 私は3つの軸で就職活動をしていました。1つ目は、安定性を求めていたので「上場していること」。2つ目は、今後成長の可能性が大きい事業に携わりたいという想いから、「珍しい事業であること」。そして3つ目は、「学生時代の学びを活かしたい」ということです。大学時代、広報やマーケティングに関わっていた時期に一部メディアから批判を受けたことがありました。この経験を活かせる職に就きたいと考え、全ての条件にマッチしたエルテスに決めました。


――同期入社のお二人ですが、入社当時のお互いの印象は覚えていますでしょうか?

山口 私たちが入社した2020年はコロナ禍で、実は入社式以降しばらくは対面で会っていないです。
 
田代 でも、二人とも配属先がCSで一緒だったため、他の同期よりは会う機会が多かったです。
一時期煽られていたことはよく覚えています。1年目の頃、上司から「山口さんは受注を獲得したけど、田代さんはこれでいいの?」と発破をかけられ、その際は少し山口さんが嫌になりました(笑)。
 
山口 そんなこともあったね(笑)。


心強い同期の存在

――お二人とも、当初の配属からCSなのですね。CSとして、普段の業務の中でお客様と接する際に意識していることはありますか?

田代 1点目は何よりも、「レスは早く、丁寧に」ということです。急ぎの連絡が来るときというのは、何かインシデントが発生していて、お客様も焦っているケースが多いです。
そうした緊急時や、お客様が困っているときにすぐ対応できることが、CSとして私がいる価値だと考えています。また、レスの早さは信頼にもつながると考えているので、特に意識しています。
2点目は、「準備は念入りに」ということです。心配性という自身の性格もありますが、事前に準備しておけば、ある程度のイレギュラーにも対応できるため、心掛けています。
 
山口 私は、きれいごとを言い過ぎないように気を付けています。リスク発生時にお客様が求めるベストな回答とは、お困りごとに対して即時に対応できる方向性を示すことだと思います。リスク発生時は論調を正確に把握し、企業がどのような批判や要望を受けているのかを読み解き、対応につなげていくことが重要です。しかし、企業側もすべての要望を受けられるわけではないと思います。そのため、ご相談いただいたからには、CSとして築いてきた関係性を振り返り、お客様の状況に合わせて、一番いい対応は何か、どう対応すれば力になれるのか、を常に考え、理想と現実を見比べながら、ベストを探すようにしています。お客様との信頼関係があるからこそできることですし、それが私たちCSの存在意義だと考えています。
また、お客様と対面で会って色々なお話をすることも意識しています。メールや電話では分からないお人柄に気付けたりもするので、個人的には対面でのアポイントが好きですね。

――同期、同じ業務内容、同じ役職ということで、お互いを意識すること、参考にすることはありますか?

田代 山口さんが業務・メンバーとの接し方において、「ここまで」と区切りを付け、いい意味でサッパリしているところは非常に参考になりますし、私も取り入れたいです。私の場合は心配性でいつまでも同じ事を考えてしまうので…。
 
山口 プライベートと仕事を切り替える派なので、そう見えるのかもしれません。逆に自分では、やる事が粗いと感じていて、自分にはない田代さんの緻密さは非常に参考にしています。
 
田代 細かいだけだよ(笑)。
 
山口 必要な細かさだと思う!細かさというより、細やかさですね。勉強になります。
同期で同じCSですが、実は同じグループに配属されたことはないんです。メンバーの頃は一緒に仕事する機会もなく、お互いあまり意識はしていなかったように思います。むしろ、マネジャーになってからの方が目標の共有や、方針の相談など、色々なことを話すようになりました。

田代 CSというのは、顧客はもちろん、上司からの指示、サービス提供チームの意向、バックオフィスとの連携など、複数のことを同時に考えて調整しなければなりません。正直大変さを感じることもありますが、メンバーが混乱したり、困ったりすることのないよう、私たちマネジャー間の連携を増やしていかなければならないと感じています。
 
山口 自分一人の考えでは限界があるので、違うグループではありますが、同期がマネジャーとして同じポジションにいてくれることは非常に心強いです。

――マネジャーのお話が出ましたが、マネジメントする上で気を付けていることがあれば教えてください。

山口 組織の状況によって自分も変化しながらマネジメントするようにしています。前期は、各部門でのマイクロマネジメントが求められていましたが、今期は部によって方針が異なります。会社の方針もそうですが、メンバーの持つ経験値なども毎年変わっているため、そうした変化する状況に自分から順応していけるよう努力している最中です。
また、自分の価値観を押し付けすぎないことも気を付けています。私は何事もポジティブに捉えるようにしているのですが、この考え方が合う人もいれば、合わない人もいます。価値観を押し付けすぎると不満にも繋がってしまうので、常に心に留めています。
ただ、指示伝達に悩んだときなどは上司が相談に乗ってくれます。困ったときはすぐに相談できる環境が整っているので、中間管理職だから大変という事はないですね。
 
田代 私は細かく管理しすぎないことを意識しています。管理しすぎると本人の中で責任感が芽生えないので、ルールなど基本的なことは教えますが、教えすぎず「一旦やってみよう」というフェーズを挟むようにしています。もちろん、管理された方がやりやすいという人もいるので個人に合わせる必要があると感じていますが、私は細かく管理されることがあまり好きではないタイプだったので、自身の経験から、今のスタイルに落ち着いています。
中間管理職として、メンバーが働きづらくないよう、不満に思うことがないように、自分の意見を挟みつつ、上司からの指示、ひいては会社の意向を分かりやすく伝えていければいいと思っています。

女性管理職から見た、仕事と人生

――ここからは、女性管理職のお二人に「エルテスでの女性の活躍」についてお聞きしたいと思います。まず、女性だからこその壁を感じたことはありますか?

田代 上司にも環境にも恵まれていたので、社内で不満を感じたことはほとんどありません。
ただ、社外に出ると、大手企業のクライアントが多いですし、担当の方も広報部や人事・総務部の部長、役員、社長など、年齢も社会人歴も上の方が多いです。そうした方々と対峙すると、どうしても「若い女性」というカテゴリーで見られてしまい、純粋なトーンで「何年目?」と聞かれたこともありました。また、男性社員と同行した際に、男性社員の方がすぐに信頼を得られていると感じる場面もありました。
そうした中でも、丁寧な仕事ぶりを積み重ね、時間をかけて関係性を築いていくことで信頼を得るように努めています。そうして関係が深まっていくと、最終的には「若いのにしっかりしているね」と言っていただけるようになることもあります。


山口 田代さんと同様に、社内で不満や理不尽さを感じたことはありません。私の歴代の上司はほとんどが男性でしたが、配慮をいただいていたのだと思います。一方で、現在の私のグループはほとんどが女性メンバーです。だからこそ、女性ならではの悩みにも、これまで以上に気づける立場になったと感じています。すべての悩みに過剰に寄り添う必要はないと思っていますが、メンバーが働きやすい環境をつくっていきたいと考えています。
社外では、会社役員に向けた研修において、自分が役職者ではないことに対して無言の圧を感じたこともありました。私の場合はそういった場面においても、「能力や知識量で見返してやる!」という意気込みで臨んでいます。

――将来のライフイベントと仕事のバランスについて、考えることはありますか?

田代 土日でも深夜でも対応は発生するので、正直、現在のCSの体制や業務内容では、ライフイベントとの両立は難しい場面も出てくるかも知れません。
 
山口 田代さんの言うように現時点では難しいこともあるかもしれないですが、そこも含めてエルテスは成長過程にいると考えています。これまでは、個人で頑張っていこうという方針が強かったですが、最近は、会社全体で頑張っていこうという動きがでてきたところです。その延長線上で、ライフイベントなども加味した、女性が働きやすい環境が整えば、CSとしてのキャリアも積みやすくなるのではないかと思います。
 
田代 環境整備については、案件が属人化していることが問題視されています。CSグループ内でも、脱属人化を目指した体制整備は検討されており、体制や仕組みを根本から見直す必要があると考えています。
 
山口 大変そうな状況に聞こえてしまったかもしれないですが、その分裁量は大きい環境です。やりたいことができ、挑戦を応援してくれる環境なので、自身の「やりたいこと」がある人には非常に向いていると思います。

――最後に、エルテスでの目標を教えてください。

田代 直近の目標としては、メンバーみんなが働きやすい環境を整備することです。そのために必要なこと、マネジャーがやるべきことは出来たらいいと思います。現状は、各人が多くの案件を保有しているので、入社後にギャップを感じる方もいるかも知れません。属人化から脱し、CSのグループ全体で支え合えるような姿にしていきたいと思います。また、管理職になりたいと思う女性メンバーが増えるよう、ロールモデルにもなっていきたいとも考えています。
 
山口 私は個人的な目標ですが、計画的に動ける人間になりたいと考えています。まだメンバーの考え方から卒業できていない気がしていて、物事を定点的に、単発的に考える癖があります。売上など会社として目指すべきところを戦略的・長期的に考える能力を付けていきたいです。そうした考え方ができるのが、今の部長や上の役職の方々なので、そういった意味で自分はまだまだだと感じます。
管理職として必要な要素が自分にはまだ足りないと感じるので、皆さんから認めていただけるくらい力をつけて、将来的には他の役職なども挑戦してみたいと考えています。



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プロフィール

田代 梨紗(Risa Tashiro)
株式会社エルテス
SR事業本部 第1営業部 第1CSグループ マネジャー

2020年にエルテスへ新卒入社。
コンサルタントとして、100社以上の企業に対しリスクマネジメントや危機管理を支援。
現在は製薬業界や不動産、建築建設業界に対し、デジタルリスクの低減に向けたサポートを行う。

山口 ひな子(Hinako Yamaguchi)
株式会社エルテス
SR事業本部 第1営業部 第2CSグループ マネジャー

​​​​​​​2020年にエルテスへ新卒入社。
リスクマネジメントの専門コンサルタントとして、中小から大手まで幅広い企業に対し体制構築・炎上時のクライシス対応などを数多く支援。


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