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全社員で描く、時価総額100億円超の変革へのロードマップ

目次[非表示]

  1. 1.全社員が一堂に会した、エルテス「変革の1日」
  2. 2.戦略を「通達」から「対話」へ――。エルテスの現在地を知るための全社員コミュニケーション


2025年12月19日、エルテスの社員が一堂に会し、コロナ禍以降初めての対面での全社会が開催されました。本記事では、エルテスの全社会の様子を「変革の1日」としてレポートします。
第1章では、熱気に包まれた当日の様子と参加した社員のリアルな声をお届けし、第2章では対面での全社会開催に至った背景や、今このタイミングで開催する意義をお伝えします。

全社員が一堂に会した、エルテス「変革の1日」

――開会の挨拶

代表の菅原さんからは、春先に行われた期初のキックオフ懇親会以来、久しぶりに全社員が顔を合わせる機会を設けることができた、という喜びの所感とともに、開会の挨拶がありました。3Q(11月末)までのエルテスの業績推移に触れつつ、「情報持ち出しやAIなど、社会的なトレンドに乗った事業を展開していることに誇りを持って欲しい」と、社員の努力を労う言葉とともに、4Q(12月)以降も引き続きこの好調を維持して欲しいという内容が語られました。

――3Q振り返り

最初のコンテンツでは、経営戦略本部 経営企画部長の奥村さんから、グループ全体の3Q業績について、改めて社員全員が数字でエルテスの現状を認識し、目標意識を共有する場が設けられました。また、デジタルリスク事業の各サービスの解約率が低いという特徴にも触れ、「多くのお客様がサービスを継続して利用いただいている現状に対して、サービスへの信頼をいただいている証拠であり、我々が誇るべき強みでもある。もっと自分たちの仕事に自信を持っていこう」というメッセージとともに、通期での予算達成に向けて、4Qも全力で日々の業務に取り組んでいこう、と締めくくられました。

――株式市場理解ワークショップ

続くコンテンツでは、会社の価値を理解する手段として、副社長の伊藤さんによる「株式市場理解ワークショップ」を開催し、株価や時価総額について理解を深めました。起業・上場経験のある伊藤さんから、株式市場の目線で類似のセキュリティ企業や、ARRAnnual Recurring Revenue:年間経常収益)が同水準のSaaS企業と比較した際のエルテスの価値についてケーススタディーを実施しました。

開催後のアンケートでは「有名な銘柄との比較・クイズ形式が非常にわかりやすく、エルテスの立ち位置や現状の把握にもとても有効的で社員のモチベーションにもつながる良い内容でした。」と、社員からも非常に好評でした。早速第2弾の開催を望む声も届いており、社員が改めてエルテスの価値を考える良い機会となりました。

――来期経営方針

続いてのコンテンツでは、引き続き伊藤さんから、12月11日に公表した「経営方針のアップデート ~企業価値向上に向けた業務資本提携とコア事業成長戦略~」の説明がありました。資本コスト・資本収益性を意識した経営体制の強化、および事業ポートフォリオ見直しの実行パートナーとして、グロースパートナーズ社に業務資本提携を通じて参画いただくほか、IRI事業を中心としたエルテスの祖業であるデジタルリスク事業に回帰する戦略が共有されました。

<「経営方針のアップデート ~企業価値向上に向けた業務資本提携とコア事業成長戦略~」より>

また、組織マネジメント本部長の山本さんから、社員の満足度調査の結果に基づいた人事施策の効果や進捗状況の報告がありました。また、来期に向けた人事制度改革の説明もあり、会社としてどのように社員に報いていくか、その方針が明確に示されました。山本さんは「今後も皆様の声をベースに人事制度改革を実施していきたいので、引き続き協力をお願いしたい」と締められました。

――IRI事業来期戦略

IRI事業本部長の川下さんからは、3Qまでの振り返りと、来期の事業戦略について発表がありました。冒頭では、メンバー一人ひとりが事業の主役であること、そして、誇りを持てるサービスを取り扱っていることに自信を持って欲しいというメッセージを伝えられました。今後の方針については、過去の「エルテスの道:『内部不正ゼロ』の未来をつくる─新たなパーパスのもと、チームで育てるIRIの現在地」でも紹介した事業パーパスについて触れつつ、そのパーパスを軸として事業を拡大していく方針を話しました。また、ブランディングやプロモーションにも今後注力していくとし、実施予定の具体的な今後の取り組みなどを紹介しました。

――SR事業来期戦略

SR事業本部長の後藤田さんからは、3Qまでの振り返りと、来期の事業戦略について発表がありました。メンバーの頑張りのおかげで、解約率が低く抑えられている現状を紹介しつつ、来期以降の更なる成長の余地について説明しました。具体的には、営業部門の取り組み改革についても触れ、MRR(Monthly Recurring Revenue:月次経常収益)を積み上げていくという方針を示しました。
また、来期は「AIシフト」をテーマに、SR事業部内で後藤田さん自らが先頭に立って「AIシールド構想」を推進し、SR、IRIに続く第3の柱を創造すると宣言しました。

――車座での振り返り

最後のコンテンツでは、各発表内容を受けて、社員それぞれが取り組むべきことの「自分ごと化」を行い、その考えを共有する時間が設けられました。部署を超えた多様なメンバーでの情報交換ができた様子で、活発な意見交換が見られました。

――参加者アンケートから

全社会開催後に実施したアンケートから、社員の声をピックアップしてお伝えします。

戦略を「通達」から「対話」へ――。エルテスの現在地を知るための全社員コミュニケーション

ここからは、今このタイミングで全社会というイベントを開催した背景や意義について、経営戦略本部 経営企画部長の奥村さんにお話を伺いました。

――対面での全社会開催に至った経緯

奥村 投資家向けのコミュニケーション・情報開示を担うIRを主戦場とするチームが、2023年9月から経営企画部という役割を担う中で、勘定科目の定義からスタートし、コスト計画の策定・運用体制の見直し、事業別のKPIツリーの精査を行いながら、予実管理体制の抜本的な作り直しを行ってきました。今までは、各部門長が目標を定め、それらに対しての現在地点と目標地点のコミュニケーションを行ってきましたが、全社で各部門のKPIを管理して、同じ目標に向かって、各部門がどのような役割を果たしているのかを可視化しつつある状況に変化しています。

こうして土台が整った今期は、全社で現状に対する共通認識の解像度を高めることが、一つのチャレンジになっていました。というのも、日々の業務に邁進するあまり、社員一人ひとりが「会社の現在地」を具体的な数字で把握しきれておらず、経営陣が見ている危機感や目標との間にギャップが生じ、それが不満や迷いにつながっているのではないかという問題意識があったからです。

そうした課題を解決するためにも、期初にはオンラインでキックオフを行い、各事業の進む道を経営陣から全社員に開示しました。また、四半期ごとに振り返りの全社会を実施したり、決算開示日には社内決算説明会の開催を行ったりと、社員と経営陣とのギャップを埋めるために取り組んできました。そして今回は、その取り組みの一環として、毎年開催している東京本社の忘年会を、大阪、岡山のメンバーにも参加いただき、全社会という対面形式で、四半期の振り返りと来期に向けた方針の共有を実施しました。

この時期に来期に向けた方針共有を実施した背景には、例年3月1日からうまくスタートダッシュを切れていないという課題がありました。組織別の方針の詰めが甘く、目標設定や振り返りが期をまたいでから行われる傾向にあり、期初からフルスロットルで動くための準備が十分とは言えませんでした。第3四半期までをしっかりと振り返り、第4四半期を来期への「助走期間」と位置づけ、来期の初日から全員が最高のスタートを切るために、このタイミングでの開催となりました。

――全社会を通して伝えたかったこと

奥村 エルテスは今、上場10年という節目を前に、大きな転換期を迎えています。東証グロース市場の改革という外部環境の変化も相まって、2030年までの時価総額100億円超の達成は、私たちにとって避けては通れない急務の課題です。この現状を打破し、再び成長軌道へと回帰するためには、これまでの延長線上ではない、大胆な経営変革が必須となり、「社内アクティビストチームの組成」など様々な取り組みが進行しています。

一方で、全社会でIRI事業本部長の川下さんからもお話があったように、社員一人ひとりが主役となり、事業を推し進めることが、エルテスの成長には必要不可欠です。今回の全社会を通して最も伝えたかったこと、それは、経営方針をトップダウンで一方的に通達するのではなく、経営陣が社員に対して「今、エルテスで何が起きているのか」「どこを目指すのか」を、言葉を尽くして説明し、対話する姿勢を大事にしているということです。「経営陣が抱く強い確信と戦略を、全社員が『自分ごと』へと昇華させて欲しい」、そんな想いが一人でも多くの社員に伝わったことを信じて―・・・。エルテスの歩みは来期へ、そして2030年へ向けて続いていきます。

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